リワールドユニティとは?
このホームページは団体設立から4年目のリニューアルで作られたものです。
その4年の間に、この団体はたくさんの変化がなされてきました。
変化というのは流されることではありません。
何を目指したいのかという目標に向かって、時代に合わせた方法を考え続けることだと思っております。
そんなリワールドユニティの目標は 自己形成 です。
「私」という人間について、皆さまはどのくらいご存じでしょうか。
この場合の「私」というのは性格のことを表しているわけではありません。
「私」という人間を形成するもののことをどのくらい考えたことがありますか?ということです。
まずは「身体」です。
「身体」は細胞からできています。
その細胞を維持するためには食事が必要です。
細胞が集まってできている脳やそれぞれの臓器も「私」を形成しているものの一部です。
身体の中にはたくさんの細菌やウイルスもいます。
細菌やウイルスも大事な「私」の一部です。
「私」はその細菌や細胞たちがたくさん働いてくれることによって生かされています。
また、細胞たちが働くことによって、免疫、ホルモン、自律神経などのバランスを取ってくれています。
つまり「私」というのは集合体なのです。
次に「心」です。
「心」はというと、さまざまな経験と人との関わりによって形成されていくことはもちろんですが、「身体」のなかのバランスによっても「心」が左右されます。
「身体」については先のことが基本なので、経験や人との関わりについてを少しだけ触れようと思います。
「心」は脳の発達と共に価値観を広げていきますので、小さいうちのバランスの取れた食事と身体を動かすことで発達していきます。
ある程度の成長をした後は思春期という、大人への大きな壁が立ちはだかり、そこを越えると安定した「心」を手に入れることができます。
これらのことは自然に手に入ると思っている方が多いと思われますが、実は現代では難しくなっているように思うのです。
それは、これらのことが自然に手に入っていた時代と今とでは、食も仕事も環境も教育も変わりすぎているからです。
例えば、AとBの効果の違いを表わそうとする時、それ以外の環境はなるべく同じように設定することで、AとBの違いをみますよね。
では、自然に手に入っていた時の環境と今の環境が大きく違うのに、昔自然に手に入っていたものが今も自然に手に入ると言い切れるのでしょうか。
「私」については解明されていないことがたくさんありますので、全てを知ることは不可能ですか、それでも知る努力をしなければ、環境の変化と共にいつのまにか人間が生きにくくなっていることに気が付かないまま、次の世代の子供達が苦しむことになりかねません。
そうならないためにも今の時代に合わせた「自己形成」の手段を身につける必要があると思っております。
リワールドユニティはそんな社会貢献がしたいと考えております。
少しでも興味を持っていただけましたら是非、お問い合わせいただければ幸いです。
リワールドユニティが目指すもの
「自己形成」を達成するためには幼少期や学生時代の環境や経験が欠かせません。
そんな中、近年、子どもの養育・教育現場における問題はどんどん変化しています。
大人も子どもも、しばしばその状況に悩まされています。
それはよく話題になっているゆとり教育などの大きな教育方針だけではなく、子ども自身の心身の状態、発達具合、家庭の状況、親の状況、クラスメイトや教師との人間関係にいたるまで、親御様は頭を悩ませていることかと思います。
「自分の時はこんなこと無かった」「自分たちはこうやって頑張ってきたのに」
そう感じる場面、ありませんか?
年代によって、時代背景や学習状況は大きく変化してきた歴史があります。
辞書を持ち歩くのが当たり前だった世代、電子辞書を持ち歩いていた世代、タブレット1つで調べものも授業も復習もできる世代…
少し挙げてみただけでもこんなに差があります。
さて、近年改訂された発達検査において重要なのは「言語」です。
「言語」がなぜそれほど重要視されることになったのでしょうか?
高校・大学受験、就職活動でみなさんが経験するであろう、面接や履歴書で求められる「自己PR」や「志望動機」。
みなさん、これらを表現することについてどうでしょうか?得意ですか?苦手でしょうか?自分ではあんまり自信がないけど、よく言われるから、という感じで書いているという方もいるでしょうか。
自分というものを言葉で表現するということは、なかなか難しいものです。
苦手だと感じている大人も少なくないでしょう。
それは単純に語彙力や文章力だけの問題ではありません。
「自分」は何が得意で苦手なのか、何が好きで嫌いなのか、長所は?短所は?
パッと出てこない、分からない、自信がない…そもそも、自分は何がしたいんだろうか?何になりたいのか?どこに行きたいのか?
まるで宇宙空間に投げ出されたような不安な気持ちになる方もいるでしょう。
「自分」とはどんな人間なのか、向き合ったり俯瞰したり客観的に見たり…正しく今の自分を捉え、自己理解を深めることは必要不可欠です。
子どものうちから「個」としての発達状況や能力を把握しながら、得意なことを生かして成長していくことができれば、大人になってからも生きていくための大きな力となるでしょう。
アメリカにおけるギフテッド教育では、個人に合わせて学習内容やスピードを変え、得意なことを伸ばす、という方針も実践されています。
しかし個人に合わせるというのはもちろん時間と手間がかかります。
現行の教育現場だけではなかなか対応するのは難しいでしょう。
私達リワールドユニティは、さまざまな活動の中で、「その子らしさ」を引き出し、表現し、自己理解を深めながら成長するお手伝いをしたいと考えています。
そうして成長していった先に、次世代の日本(だけでなく世界も!?)を作る人材が生まれ、「個」の能力が集まって「和」を作り、新しいものを生み出したり、楽しい充実した人生を生きてくれるのではないか、と希望と期待に胸を膨らませています。
本当の「自分らしさ」が生み出す素晴らしい人生と未来に花束を添えたい。
どんなお子さまでも、輝ける。
私たちはそう願い、取り組んで参ります。