20代 Kさんのコメント
健康とは一体何でしょうか。日常の中でオーガニックと名のつく食材や様々なサプリメント等を目にすることも多くなりました。有機食材の専門店等も珍しくないほどの健康ブームに世の中が沸く昨今、健康の定義を改めて見直す必要があるように思います。自分の身体に取り入れるものを適切に選択することも勿論大事なことですが、食材に気を使うことのみで身体が健康になるでしょうか。そして、身体の調子が整うことのみが「健康」と言えるでしょうか。
Re world unityで私が学んだことは、「身体」と「こころ」は密接で切り離せない関係にあるということです。「身体」のみ健康になることは困難であり、「こころ」の健康無くして身体の健康は成り立たないのです。つまり、「身体」を健康にするには「こころ」に目を向ける必要があり、「こころ」を健康にするには「身体」に目を向ける必要があるということです。身体とこころは表裏一体であり、どちらにも向き合い、あるがままの自分を受け止めることが健康への第一歩となる、ということを様々な体験の中から考えさせられました。
様々なストレスに囲まれ、仕事や家事育児等で目まぐるしい日々を送る私たち。ストレスによって体調を崩すことも珍しいことではありません。例に漏れず私も、仕事の重圧に耐え切れず苦しんでいました。そのために、ストレスを上手くかわし、あらゆる負の重圧に耐え切れる身体とこころづくりを学ぼうと、このRe world unityにて食生活の改善や、動作法、自己分析に励んでいる最中です。
食生活の改善について、Re world unityではタンパク質の重要さ、ビタミンの果たす役割、また女性であれは鉄の摂取は必須であること等をアドバイスしていただきました。私の場合は、身体の調子を整えることに役立ち、かつスーパー等の手近でも手に入りやすい食材を何種類か紹介してもらい、その中から自分の口に合いそうなもの、自分から進んで手に取れそうなものを「自己の意志」で進んで選択して摂取していました。
また、動作法や自己分析を通して、Re world unityでは、専門家指導のもと、自分で身体を動かしてみながら、不自然な部分や力を入れすぎている部分等があることを発見出来ます。身体に歪みがあることを理解することで、自分の考え方の偏りに気づくことや、新たな角度から自己や物事を俯瞰出来るようになり、柔軟な視野を会得することへ繋がります。自分を遠くに据えてじっくり観察することにより、自分でも気づかずにいたトラウマや隠れていた苦しみが見えてくることを知りました。そして、そのように抱えている問題を単なる悪いものと判断せず、そのまま受け入れること、鬱屈とした気分を抱えている自分を否定せず受け止めることも必要である、ということを動作法や自己分析を通して学びました。
Re world unityの活動に参加し、「何事も自分自身で決定し、実行する」ことが要になることに気づかされました。食生活の改善においても、「自己の意志」で選択し摂取する。動作法や自己分析においても「自分で身体を動かす」、「自分で自分を受け止める」など、自分の変化を他人任せにせず、自分の人生をより良く歩むために一歩ずつ進むのは紛れもない己であることを認識することが身体とこころの健康に近づく一つの手段であると感じ取ることが出来ました。
Re world unityの存在を知り、実際に活動してみるまで、先述した通り私は仕事の重圧に耐え切れず苦しみ、日々陰鬱とした気分を抱えていました。ですが活動を始めると会員の皆さんは、動作法や自己分析を通じて、私自身の悩みだけでなく、現在の私の背景にはどのような感情が流れているかまで共に推測して下さり、親身になって耳を傾けてくれ、丁寧にアドバイスをくれました。そのおかげで「私は自己肯定感が低く、自尊心を持つことが出来ていない状況である」ことを認知することが出来ました。そういったこと認知が出来ただけでも自己卑下の軽減に繋がったのではないかと実感しています。このように例え小さな一歩でも、踏み出そうという気持ちを持つことを会員の皆さんは願い、応援して下さります。
食生活の改善、動作法、自己分析を重ねるうちに自分の中でよい変化の種が生まれ、その種が知らず知らずのうちに芽吹き、花を咲かせたことを実感する瞬間があるはずです。身体やこころが健康になり、最終的には、取り繕わないあるがままの自分として、新たなことへの挑戦やこれまで経験のない世界へ足を踏み入れるきっかけへと繋がるように、Re world unityの皆さんは背中をポンっと押す手伝いをしてくれました。
Re world unityで学んだ「健康とは何か」を念頭に置きながら、「身体」と「こころ」の結びつきを意識し、私はこれからも食生活改善や動作法、自己分析に励んでいくつもりです。現在はあらゆる面で不安定な日々が続きます。身体とこころのバランスを崩すことは、私含め、現代人には良くあることなのかもしれません。恐らくこれからも私たちは、現時点では予測もつかないような出来事に直面することでしょう。そういった懸念から身を守れるのは他でもない自分自身だけなのです。ですが、自分を守ろうとする行動を手助けしてくださる人たちがいることを忘れないでください。私のように不安や悩みがある方が、Re world unityの門を叩くことを願っています。
※動作法に関してご興味がある方は下記の著者「成瀬悟作」の書籍などをご覧ください。